異
山水・木石・古跡 | ||
歌う女 | ふと見ると女が一人、石に腰掛け歌っていた……。 | 六朝『列異伝』 |
泉 | 戻ると娘のいたところには泉ができていた……。 | 六朝『捜神後記』 |
桃花源 | 舟で谷川をさかのぼると、桃の林が広がり……。 | 六朝『捜神後記』 |
相思木 |
防人となった夫の帰りを待ちながら死んだ妻の墓に……。 |
六朝『任ム述異記』 |
銀井 | 「ああ、苦しいのう。よそへ移ろうよ」こう言い合う三人の老人は……。 | 六朝『任ム述異記』 |
落妃池 | 楊貴妃は幼い頃に誤って池に落ちたことがあった……。 | 宋『楊太真外伝』 |
渇水 | 突然、揚子江の水が一晩で干上がるという不思議な現象が……。 | 明『草木子』 |
琵琶の音と梅花の泡 | 南京の霊谷寺に琵琶街という通りがあり……。 | 明『戒庵老人漫筆』 |
山中の蜃気楼 | 山東省の煥山はしばしば蜃気楼が目撃されることで有名であった……。 | 明『夜航船』 |
石仏の怪 | 「出ようか、出るまいか……」山中から聞こえる不思議な声に……。 | 清『原李耳載』 |
承天寺 | 泉州の承天寺には不思議な遺跡が数多く残されており……。 | 清『帰田瑣記』 |
酒・珍味 | ||
不死の酒 | 洞庭湖の君山に秘められた美酒、これを飲めば不死になれるという……。 | 六朝『博物志』 |
膾餘 | 呉王闔閭(こうりょ)が食べ残した膾(なます)を捨てると……。 | 六朝『捜神記』 |
千日酒 | 「千日酒」それは名のごとく人を千日酔わせることができる酒……。 | 六朝『捜神記』 |
鮓 | 張華は鮓(つけうお)を見るなり、「これは龍の肉だね」と言い……。 | 六朝『異苑』 |
饗宴 | 豪勢さを競う酒宴。そこで供された料理は……。 | 唐『朝野僉載』 |
厨娘の料理 | 退官して田舎暮らしをする老人。昔、ご馳走になった厨娘の料理を思い出し……。 | 宋『暘谷謾録』 |
酒虫 | 大酒飲みの男。ある日、喇嘛僧に奇病がついていると言われ……。 | 清『聊斎志異』 |
最高の料理 | 河川工事にたずさわる役人達の贅を尽くした料理……。 | 清『庸庵筆記』 |
美食 |
美食家の好物は驢馬肉の千切り炒め。ただの炒め物ではなかった……。 |
『清朝野史大観』 |