護花鳥
池州(ちしゅう、注:現安徽省)九華山は江南の景勝地である。毎年、山中には珍しい花が咲き乱れ、多くの人が花見に訪れる。花見の客が花を手折ろうとすると、鳥がその上を飛び回ってこうさえずる。 「花を損なうなかれ、花を損なうなかれ(莫損花、莫損花)」 この鳥を護花鳥(ごかちょう)という。 護花鳥が花を守っているおかげで、九華山の花は毎年、多くの人々の目を楽しませるのである。 (明『戒庵老人漫筆』)
池州(ちしゅう、注:現安徽省)九華山は江南の景勝地である。毎年、山中には珍しい花が咲き乱れ、多くの人が花見に訪れる。花見の客が花を手折ろうとすると、鳥がその上を飛び回ってこうさえずる。 「花を損なうなかれ、花を損なうなかれ(莫損花、莫損花)」 この鳥を護花鳥(ごかちょう)という。 護花鳥が花を守っているおかげで、九華山の花は毎年、多くの人々の目を楽しませるのである。
(明『戒庵老人漫筆』)