異
返生香 | 月氏国の献上した返生香。これには不思議な効能が……。 | 漢『海内十洲記』 |
咸陽宮の秘宝 | 漢の高祖劉邦が咸陽宮で見つけた始皇帝の秘宝……。 | 漢『西京雑記』 |
報仇剣 (1)〜(3) | 刀鍛冶は大王のために類まれな名剣を鍛えたが……。 | 六朝『捜神記』 |
武帝の宝 | 武帝が亡くなると、玉の箱と杖は副葬品として塚に納められ……。 | 六朝『異苑』 |
金剛石 | バラモン僧が「仏の歯」と称して見せたものは……。 | 唐『隋唐嘉話』 |
太湖の鏡 | 太湖で網を打ったところ、小さな鏡がかかっていた……。 | 唐『原化記』 |
曹操の船 |
河口に沈む大船。土地の長老によれば、これは曹操の船なのだという……。 |
唐『広古今五行記』 |
宝鏡“飛精” | 識者によると、この宝鏡は非常に古いものだというが……。 | 唐『龍城録』 |
玉馬 | 夜更けに厩(うまや)の馬達が突然、怯えて騒ぎ出した……。 | 唐『宣室志』 |
消麺虫 | 食えば食うほど痩せていく麺好きの男。ある日、一群の胡人の訪問を受け……。 | 唐『宣室志』 |
扶風の石 | 扶風にやって来た波斯(ペルシア)の胡人が目をつけたものは……。 | 唐『広異記』 |
楊貴妃の足袋 | 馬嵬で死んだ楊貴妃。そこで一足の足袋が見つかり……。 | 唐『唐国史補』 |
屏風 | 屏風の前で眠っていると女たちの笑いさざめく声が聞こえ……。 | 唐『酉陽雑俎』 |
黒松使者 | ある日、玄宗は墨の上に動き回る物を見つけた。よく見てみると……。 | 五代『雲仙散録』 |
座像 | 廬山の落星潭で釣り人が釣り上げたものは何と一体の座像だった……。 | 五代『玉堂閑話』 |
銀人 | 孝義厚く、客人を歓待することで知られる家を若い女の主従が訪れ……。 | 五代『玉堂閑話』 |
亀宝 | 汀で琉璃の瓶を見つけた。中には一寸ほどの小さな亀がおり……。 | 五代『金華子』 |
白石 | 谷川での中を転がり回る石を持ち帰った晩、夢を見た……。 | 宋『稽神録』 |
青磁の碗 | 住職が汀で拾った青磁の碗には不思議な力が……。 | 宋『秘閣閑談』 |
玉の髑髏 | 村の富豪の持参した玉の髑髏を見るなり太守は唸った……。 | 宋『黙記』 |
普照塔 | 船で揚子江を渡っている時、突然、十三層の巨大な塔が出現した……。 | 宋『老学庵筆記』 |
海井 |
小さな雑貨屋に並んだ不思議な品。見た目は小さな桶のようだが……。 |
宋『癸辛雑識』 |
回々 | 朝貢で中国を訪れた回々が「泉を買いたい」と言い出して……。 | 明『治世餘聞』 |
猫王 | 西域から献上された一匹の猫、何が特別かといえば……。 | 明『庚巳編』 |
波斯人 | 古い墓を買い取りたいという波斯(ペルシャ)人……。 | 清『聊斎志異』 |
画馬発財 | 毎朝、濡れた草の中に一頭の馬が寝ていた…。 | 清『聊斎志異』 |
承天寺 | 泉州の承天寺には不思議な遺跡が数多く残されている…。 | 清『帰田瑣記』 |